原稿をスキャンする
TWAIN対応の他のアプリケーションから直接原稿をスキャンするときは、次の手順で操作します。ここでは、「Presto! PageManager」でスキャンする場合について説明します。
 Presto! PageManagerは、付属のドライバー&ソフトウェアCD-ROMの「サービスとサポート」からダウンロードしてください。ダウンロードの方法については、別冊の「かんたん設置ガイド」をご覧ください。
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1. Presto! PageManagerを起動する
2. [ファイル]メニューから[ソースの選択]−[TWAIN]を選択する
3. 「Brother TWAIN」を選択し、[選択]をクリックする
4. 原稿台ガラスに原稿をセットする
5. [ファイル]メニューから[原稿をスキャンし、イメージデータを取り込む]を選ぶ
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いったん画像を確認(プレスキャン)する場合⇒手順
6へ
6. [プレスキャン]をクリックする
◆
低解像度で原稿がスキャンされ、プレビュー画像が表示されます。
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7. 点線をドラッグして、スキャンする範囲を調節する
マウスで点線の側面または端をドラッグします。
8. 解像度や明るさなどの項目を設定する
9. [スタート]をクリックする
◆
原稿がスキャンされ、起動している「Presto! PageManager」に画像が表示されます。
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10. スキャンが完了したら、[キャンセル]をクリックし、TWAINダイアログボックスを閉じる
11. 画像を保存する
 操作の詳細については、「Presto! PageManager」のヘルプを参照してください。
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TWAINダイアログボックスの設定について
TWAINダイアログボックスでは、次の項目が設定できます。
1.解像度
スキャンする解像度を選びます。解像度を高くするとデータの容量が大きくなりますが、より細かくスキャンされるので画像の質は向上します。選べる解像度と指定可能な色数の対応は次のとおりです。
モデルによって表示される解像度は異なります。
解像度
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白黒/グレイ(誤差拡散方式)
/256階調グレイ
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8ビットカラー
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24ビットカラー
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100 ×100dpi
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○
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○
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○
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150 ×150dpi
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○
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○
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○
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200 ×200dpi
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○
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○
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○
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300 ×300dpi
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○
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○
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○
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400 ×400dpi
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○
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○
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○
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600 ×600dpi
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○
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○
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○
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1200 ×1200dpi
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○
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×
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○
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2400 ×2400dpi
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○
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×
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○
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4800 ×4800dpi
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○
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×
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○
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9600 ×9600dpi
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○
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×
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○
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19200 ×19200dpi
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○
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×
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○
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 24ビットカラーは最適な色で画像を作成できますが、作成した画像ファイルのデータ容量は、8ビットカラーを使用した場合の約3倍になります。
 必要以上に解像度を高く設定すると、必要なハードディスクの容量もスキャンにかかる時間も増大します。適切な解像度を選んでください。
 高い解像度でのスキャンは一般的に600dpi程度で十分ですが、上限は2400dpiにすることをお勧めします。
 4800dpiよりも高い解像度でスキャンするときは、スキャンする範囲を指定してください。
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2.色数
取り込む色数を設定します。
設定
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内容
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白黒
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文字原稿や線画原稿のスキャンに適しています。
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グレイ
(誤差拡散方式)
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写真やグラフィックが含まれる原稿のスキャンに適しています。このモードでは、黒い点を原稿の濃淡に応じ一定の規則で配置することで、原稿の濃淡を擬似的に表現する方式でスキャンします。
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256階調グレイ
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写真やグラフィックが含まれる原稿のスキャンに適しています。
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8ビットカラー
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256色のカラーで取り込みます。カラーイラストが含まれる原稿のスキャンに適しています。
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24ビットカラー
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1677万色のカラーで取り込みます。カラー原稿のスキャンに適しています。このモードでは、ブラザーカラーマッチング技術を利用するため、最良のスキャン結果を得ることができます。
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 ワープロアプリケーション、グラフィックアプリケーション上で使用される写真や、その他の画像をスキャンする場合は、濃度・モード・画質の設定を調整して、どの設定が最適か判断してください。
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3.原稿サイズ
次のいずれかのサイズを設定します。
設定
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サイズ
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A4
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210 × 297mm
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JIS B5
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182×257mm
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レター
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215.9 × 279.4mm
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A5
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148 ×210mm
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エグゼクティブ
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184.1 × 266.7mm
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名刺
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90 ×60mm
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ポストカード
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101.6 × 152.4mm
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インデックスカード
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127 × 203.2mm
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L判
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89×127mm
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2L判
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127×178mm
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ハガキ
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100 ×148mm
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往復ハガキ
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148×200mm
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カスタム*
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*「カスタム」を選んだ場合は、「幅」と「高さ」を入力します。8.9×8.9mmから215.9×297mmまで調整できます。
 カスタムサイズを選んだあとでも、スキャンの範囲をさらに調整できます。マウスで、スキャン範囲の点線をドラッグします。
 名刺をスキャンするときは、名刺サイズ(90 ×60mm)の設定を選び、原稿台ガラスに名刺をセットしてください。
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4.イメージ調整
クリックすると次の画面が表示されます。
(A)カスタム
明るさ、コントラストを調整します。
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2.色数で「白黒」を選んだ場合は「明るさ」のみが調節できます。「8ビットカラー」や「24ビットカラー」を選んだ場合は「明るさ」、「コントラスト」の調節ができません。
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(B)ColorSync
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マッチングスタイル
ColorSyncを使って色補正を行う場合の基準を設定します。
設定
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内容
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知覚的(画像)
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写真のようなイメージのとき選びます。
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彩度(グラフィックス)
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はっきりしたイメージで彩度を要求されるとき選びます。
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相対的な色域を維持
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色と色の関係(対比)が重要なとき選びます。
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絶対的な色域を維持
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シンボルカラーのような色そのものが持つイメージが重要なとき選びます。
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スキャナ用プロファイル
「Brother sRGB Scanner」を選びます。
(C)ノイズ軽減
スキャンした画像のノイズを軽減します。スキャンした画像に乱れがある場合や、印刷すると縞状のパターンが発生する場合に使用します。24bitカラーで解像度が300×300dpi、400×400dpi、または600×600dpiの場合に設定できます。