ネットワークプリンターを安全に管理する
ネットワークプリンターを安全に管理するには、セキュリティプロトコルと合わせて、以下の管理ソフトウェアを使用する必要があります。
・ウェブブラウザー

ウェブブラウザーを使って安全に管理する
ネットワークプリンターを安全に管理するためには、HTTPSとSNMPv3の使用をおすすめします。HTTPSプロトコルを使用するには、以下の設定が必要です。
・自己署名証明書、または証明機関(CA)発行の証明書と秘密鍵をインストールする必要があります。証明書と秘密鍵のインストール方法については、
「証明書を使って安全に管理する」を参照してください。
・HTTPSプロトコルを有効にする必要があります。HTTPSプロトコルを有効にするには、ウェブブラウザーから本製品にアクセスし、[プロトコル設定]の[Web Based Management(Web Server)]の[HTTPサーバ設定]のプルダウンメニューから証明機関(CA)発行の証明書を選択、インストールして、「SSL通信を使う(ポート443)」を有効にします。[プロトコル設定]ページにアクセスする方法については、
「プロトコルを設定する」を参照してください。
●Windows®の場合はInternet Explorer® 6.0以降またはFirefox 3.0以降、Macintoshの場合はSafari 3.0以降をおすすめします。
●どのウェブブラウザーの場合も、JavaScriptおよびCookieを有効にして使用してください。
●上記以外のウェブブラウザーを使用する場合は、HTTP1.0とHTTP1.1に互換性があるかを確認してください。
●ウェブブラウザーを使用するには、本製品のIPアドレスが必要です。
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ウェブブラウザーを起動する
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ウェブブラウザーのアドレス入力欄にhttps://XXXXX/を入力する
"http"の後ろに"s"を付け、https://と入力してください。
[XXXXX]は、IPアドレス、ホスト名、ドメイン名などの証明書に割り当てたコモンネームを入力します。証明書にコモンネームを割り当てる方法については、 「証明書を使って安全に管理する」を参照してください。
例) https://192.168.1.2/(「XXXXX」が本製品のIPアドレスである場合)
hostsファイルを編集した場合や、DNS(ドメインネームシステム)を使用している場合は、IPアドレスではなく、本製品に割り当てた名前を入力します。本製品は、TCP/IPおよびNetBIOSをサポートしているため、本製品のNetBIOS名を入力することもできます。 NetBIOS名は、ネットワーク設定リストに表示されます。ネットワーク設定リストの印刷方法については、 「ネットワーク設定リストの出力」を参照してください。 お買い上げ時のNetBIOS名は、ノード名(“BRNxxxxxxxxxxxx”)と同じです。 (「xxxxxxxxxxxx」はMACアドレス(イーサネットアドレス)の12桁です。)
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HTTPSを使って本製品にアクセスする
HTTPSプロトコルを使用するときは、SNMPv3を合わせて使用することをおすすめします。SNMPv3を使用する場合は以降の手順に従ってください。
SNMP設定はBRAdmin Professionalでも変更できます。
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本製品のウェブページから[ネットワーク設定]をクリックする
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[ユーザー名]と[パスワード]を入力し、[OK]をクリックする
お買い上げ時のユーザー名は“admin”で、パスワードは、“access”に設定されています。
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[プロトコル設定]をクリックする
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必ずSNMP設定を有効にし、SNMPの[詳細設定]をクリックする
右の画面からSNMP設定を設定できます。
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SNMP動作モードは次の3種類です。
●SNMPv3 read-write access
このモードでは、SNMPプロトコルのバージョン3が使用されます。安全に本製品を管理する場合は、このモードを選択してください。
「SNMPv3 read-write access」を使用する場合は、次の点に注意してください。
・プリントサーバーは、BRAdmin Professional、またはウェブブラウザーでのみ管理できます。
・SSL通信(HTTPS)の使用をおすすめします。
・BRAdmin Professional以外では、SNMPv1/v2cを使用するすべてのアプリケーションが制限されます。
SNMPv1/v2cで動作するアプリケーションを使用するには、「SNMPv3 read-write access and v1/v2c read-only access」または「SNMPv1/v2c read-write access」を使用してください。
●SNMPv3 read-write access and v1/v2c read-only access
このモードでは、SNMPプロトコルのバージョン3の読み書きと、バージョン1および2cの読み取りが使用されます。
「SNMPv3 read-write access and v1/v2c read-only access」を使用する場合は、バージョン1および2cの読み取りアクセスではパスワード認証ができないため、BRAdmin Lightなどのブラザーアプリケーションが正しく動作しません。すべてのブラザーアプリケーションを使用する場合は、「SNMPv1/v2c read-write access」を使用してください。
●SNMPv1/v2c read-write access
このモードでは、SNMPプロトコルのバージョン1および2cが使用されます。すべてのブラザーアプリケーションが使用できます。ただし、ユーザーが認証されず、データが暗号化されないため、安全ではありません。
詳細については、ウェブブラウザーのSNMP設定のヘルプ

を参照してください。