原稿をスキャンする
TWAIN対応の他のアプリケーションから直接原稿をスキャンするときは、次の手順で操作します。ここでは、「Presto! PageManager」でスキャンする場合について説明します。複数枚の原稿を連続して読み取ることのできるADF(自動原稿送り装置)が搭載されているモデルでは、ADFを使用して複数枚の原稿をスキャンできます。
 Presto! PageManagerは付属のドライバー&ソフトウェアCD-ROMからインストールします。インストール方法については、別冊の「かんたん設置ガイド」をご覧ください。
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1. Presto! PageManagerを起動する
2. [ファイル]メニューから[ソースの選択]を選ぶ
3. 接続している本製品(「TW-Brother XXX-XXXX」)を選択して、[OK]をクリックする
4. [ツール]メニューから[スキャンの設定]を選ぶ
5. [TWAINユーザーインターフェースを無効にする]のチェックを外して、[OK]をクリックする
6. ADF(自動原稿送り装置)または原稿台ガラスに原稿をセットする
7. 初期画面の
![[スキャンボタン]](images/images_sug/pm_icon.jpg)
をクリックする
・
いったん画像を確認(プレスキャン)する場合⇒手順
8へ
8. [プレビュー開始]をクリックする
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ADF(自動原稿送り装置)をお使いの場合:
・プレスキャンのため原稿が一度排出されます。複数枚の原稿をセットしている場合は、すべての原稿が読み込まれて排出されますが、プレビュー画面には1枚目の画像のみが表示されます。
・スキャンするときは、原稿をセットし直してから[スキャン開始]をクリックします。
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◆
低解像度で原稿がスキャンされ、プレビュー画像が表示されます。
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9. 点線をドラッグして、スキャンする範囲を調節する
マウスの左ボタンで点線の側面または端をドラッグします。
■
ADF(自動原稿送り装置)で複数枚の原稿をスキャンする場合は、プレビュー画面に表示された1枚目の画像でスキャン範囲を指定すると、その指定範囲がすべての原稿に適用されます。
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10. 解像度や明るさなどの項目を設定する
TWAINダイアログボックスの設定について
11. [スキャン開始]をクリックする
◆
原稿がスキャンされ、起動している「Presto! PageManager」に画像が表示されます。
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12. スキャンが完了したら、[キャンセル]をクリックし、TWAINダイアログボックスを閉じる
13. 画像を保存する
 操作の詳細については、「Presto! PageManager」のヘルプを参照してください。
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TWAINダイアログボックスの設定について
TWAINダイアログボックスでは、次の項目が設定できます。
1.簡単設定(イメージタイプ)
スキャンする原稿の種類や用途に応じて設定を選びます。選んだ設定に応じて、他の項目が最適に設定されます。
設定
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内容
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カラー写真
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写真などのカラー原稿をスキャンするときに選びます。
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ウェブ素材
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スキャンした画像データをホームページに使用するときに選びます。
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モノクロ文書
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白黒の原稿をスキャンするときに選びます。
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2.解像度
スキャンする解像度を選びます。解像度を高くするとデータの容量が大きくなりますが、より細かくスキャンされるので画像の質は向上します。選べる解像度と指定可能な色数の対応は次のとおりです。
解像度
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白黒/グレー/
256階調グレー
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256色カラー
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1677万色カラー
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100 ×100dpi
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○
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○
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○
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150 ×150dpi
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○
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○
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○
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200 ×200dpi
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○
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○
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○
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300 ×300dpi
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○
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○
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○
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400 ×400dpi
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○
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○
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○
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600 ×600dpi
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○
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○
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○
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1200 ×1200dpi
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○
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×
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○
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2400 ×2400dpi
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○
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×
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○
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4800 ×4800dpi
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○
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×
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○
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9600 ×9600dpi
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○
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×
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○
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19200 ×19200dpi
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○
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×
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○
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 必要以上に解像度を高く設定すると、必要なハードディスク空き容量とスキャンにかかる時間が増大します。適切な解像度を選んでください。
 高い解像度でのスキャンは一般的に600dpi程度で十分ですが、上限は2400dpiにすることをお勧めします。
 4800dpiよりも高い解像度でスキャンするときは、スキャンする範囲を指定してください。
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3.色数
取り込む色数を設定します。
設定
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内容
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白黒
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文字原稿や線画原稿のスキャンに適しています。
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グレー
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写真やグラフィックが含まれる原稿のスキャンに適しています。このモードでは、黒い点を原稿の濃淡に応じ一定の規則で配置することで、原稿の濃淡を擬似的に表現する方式でスキャンします。
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256階調グレー
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写真やグラフィックが含まれる原稿のスキャンに適しています。
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256色カラー
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カラーイラストが含まれる原稿のスキャンに適しています。
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1677万色カラー
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カラー原稿のスキャンに適しています。このモードでは、ブラザーカラーマッチング技術を利用するため、最良のスキャン結果を得ることができます。
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4.ノイズ軽減
スキャンした画像のノイズを軽減します。スキャンした画像に乱れがある場合や、印刷すると縞状のパターンが発生する場合に使用します。1677万色カラーで解像度が300×300dpi、400×400dpi、または600×600dpiの場合に設定できます。
5.明るさ/コントラスト
必要に応じてつまみを左右にドラッグして明るさやコントラストを調節します。濃い原稿のときは明るめに、うすい原稿のときはコントラストを強くします。
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3.色数で「白黒」を選んだ場合は「明るさ」のみが調節できます。「256色カラー」や「1677万色カラー」を選んだ場合は「明るさ」、「コントラスト」の調節ができません。
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6.原稿サイズ
次のいずれかのサイズを設定します。
設定
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サイズ
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A4
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210 ×297mm
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JIS B5
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182 ×257mm
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レター
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215.9 × 279.4mm
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リーガル*1
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215.9 × 355.6mm
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A5
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148 ×210mm
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エグゼクティブ
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184.1 × 266.7mm
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名刺
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90 ×60mm
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ポストカード
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101.6 × 152.4mm
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インデックスカード
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127 × 203.2mm
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L判
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89×127mm
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2L判
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127×178mm
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ハガキ
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100 ×148mm
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往復ハガキ
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148×200mm
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ユーザー定義サイズ*2
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*1 ADF搭載モデルのみ対応しています。
*2 「ユーザー定義サイズ」を選んだ場合は、「幅」と「高さ」を入力します。8.9×8.9mmから215.9×297mmまで調整できます。
ADF搭載モデルでは215.9×355.6mmまで調整できます。ADF搭載モデルで、215.9×297mm以上のサイズを選んだ場合は、ADFに原稿をセットしてください。
 ユーザー定義サイズを選んだあとでも、スキャンの範囲をさらに調整できます。マウスの左ボタンで、スキャン範囲の点線をドラッグします。
 名刺をスキャンするときは、名刺サイズ(90×60mm)の設定を選び、原稿台ガラスに名刺をセットしてください。
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