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無線LAN機器の使用について

無線LAN接続に影響を及ぼす可能性のある環境について説明します。

本製品の近くに微弱な電波を発する電気製品、特に電子レンジやデジタルコードレス電話がある場合や、無線LANアクセスポイントと本製品の間に金属、アルミサッシ、鉄筋コンクリート壁がある場合、接続しにくくなったり、接続が切れたりすることがあります。また、建物自体が鉄筋コンクリートでできている場合、無線LANアクセスポイントと本製品の置いてある階や部屋が異なる場合も、影響を受けることがあります。接続状況が良くないときは、以下の図を参考に環境をご確認ください。

無線LAN製品ご使用時におけるセキュリティに関するご注意

無線LAN接続では、LANケーブルの代わりに電波を利用して、パソコン、無線LANアクセスポイントと本製品の間で情報のやり取りを行います。そのため、電波の届く範囲であれば、自由にネットワークに接続できます。
その反面、電波はある範囲内であれば障害物(壁など)を越えてすべての場所に届くため、セキュリティに関する設定を行っていない場合、以下のような問題が発生する可能性があります。

● 通信内容を盗み見られる
悪意ある第三者が、電波を故意に傍受し、IDやパスワード又はクレジットカード番号等の個人情報やメールの内容などの通信内容を盗み見られる可能性があります。
● 不正に侵入される
悪意ある第三者が、無断で個人や会社内のネットワークへアクセスし、個人情報や機密情報を取り出す(情報漏洩)、特定の人物になりすまして通信し、不正な情報を流す(なりすまし)、傍受した通信内容を書き換えて発信する(改ざん)、コンピューターウィルスなどを流しデータやシステムを破壊する(破壊)などの行為をされてしまう可能性があります。

本来、無線LANカードや無線LANアクセスポイントは、これらの問題に対応するためのセキュリティの仕組みを持っています。無線LAN製品のセキュリティに関する設定を行って製品を使用することで、これらの問題が発生する可能性は少なくなります。
セキュリティの設定を行わないで使用した場合の問題を十分理解した上で、お客様自身の判断と責任においてセキュリティに関する設定を行い、本製品を使用することをお勧めします。

無線LANの電波に関するご注意

本製品は、日本の電波法に基づき認証された無線モジュールを搭載(内蔵)しています。本製品の使用周波数帯では、電子レンジなどの産業・科学・医療用機器のほか、工場の製造ラインなどで使用されている移動体識別用の構内無線局(免許を要する無線局)および特定小電力無線局(免許を要しない無線局)が運用されています。

1. 本製品を使用する前に、近くで移動体識別用の構内無線局および特定小電力無線局が運用されていないことを確認してください。
2. 万一、本製品から移動体識別用の構内無線局に対して電波干渉の事例が発生した場合には、速やかに本製品のチャンネルを変更するか、または電波の発射を停止してください。
3. その他、電波干渉の事例が発生した場合など何かお困りの場合は、弊社「お客様相談窓口」へお問い合わせください。
● 電波の種類と干渉距離
「2.4」:2.4GHz帯を使用する無線設備を表す。
「DS」:変調方式がDS-SS方式であることを表す。(IEEE802.11bのとき)
「OF」:変調方式がOFDM方式であることを表す。(IEEE802.11gのとき)
「4」:想定される与干渉距離が40m以下であることを表す。
「---」:全帯域を使用し、かつ、移動体識別装置の帯域を回避可能であることを意味する。
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