
ARPを使用してIPアドレスを設定する
ネットワーク上でDHCPサーバーが利用できない場合は、ARPコマンドを使用して、IPアドレスを設定することができます。ARPコマンドはUNIXシステムと同様に、TCP/IPプロトコルがインストールされているWindows® システムでも使用することができます。
ARPを使用するためには、コマンドプロントで以下のコマンドを入力してください。
arp -s ipaddress ethernetaddress
ping ipaddress
ethernetaddressにはプリントサーバーのMACアドレス(イーサネットアドレス)を、ipaddressにはIPアドレスを入力します。
●Windows® システムの入力例
Windows® システムでは、MACアドレスの文字間に -(ハイフン)が必要です。
arp -s 192.168.1.2 00-80-77-31-01-07
ping 192.168.1.2
●UNIX/Linuxシステムの入力例
一般的にUNIXとLinuxシステムでは、MACアドレスの文字間に:(コロン)が必要です。
arp -s 192.168.1.2 00:80:77:31:01:07
ping 192.168.1.2
●
arp -s コマンドを使用するには、同じイーサネットセグメント上(ルーターがプリントサーバーとオペレーションシステムの間に存在しない状態)で使用してください。
●ルーターがある場合は、BOOTP、またはその他の方法を使用してもIPアドレスを入力することができます。
●ネットワーク管理者が、BOOTP、DHCP、またはRARPを使用してIPアドレスを割り当てるためにシステムを設定している場合、本製品のプリントサーバーは、これらのIPアドレス配布サーバーのいずれかよりIPアドレスを受け取ることができます。
このような場合は、ARPコマンドを使用する必要はありません。
●ARPコマンドは一度しか使用できません。
一度ARPコマンドを使用して本製品のプリントサーバーにIPアドレスを割り当てるとセキュリティの理由により、ARPコマンドを使用してのIPアドレスの変更ができなくなります。IPアドレスを変更する場合は、プリントサーバーをお買い上げ時の設定に戻してください。(お買い上げ時の設定に戻すと、再度ARPコマンドを使用することができます。)