操作パネル以外からIPアドレスを設定する
TCP/IPプロトコルを使用するには、ネットワーク上の各デバイスに固有のIPアドレスを設定する必要があります。
ここでは、2章で紹介していない本製品のIPアドレスの設定方法について説明します。
IPアドレスの設定
●IPアドレスの自動設定機能
本製品は各種のIPアドレス自動配布機能に対応しています。
デフォルトでは以下の自動設定機能が有効になっており、本製品起動時に自動的にIPアドレスを割り当てることができます。
・設定されるIPアドレス内容は、IPアドレス配布サーバに依存します。
・上記のIPアドレス配布サーバがない環境では、APIPA機能によって、自動的にアドレスを割り当てます。(上記IPアドレス配布サーバからの割り当てが優先します。)
アドレス:169.254.1.0〜169.254.254.255の範囲のいずれかになります。
サブネットマスク:255.255.0.0
ゲートウェイ:0.0.0.0
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APIPAによる割り当ては、使用しているネットワークでのIPアドレス設定規則に適さない場合があります。そのような場合は、APIPA以外の方法でIPアドレスを割り当ててください。
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APIPA機能を無効にしたい場合は、
「APIPA」を参照してください。 デフォルトでは、APIPAプロトコルは使用可能に設定されています。
IPアドレスの自動設定機能が無効な場合のデフォルトのIPアドレスは、192.0.0.192です。使用しているネットワークのIPアドレス設定規則に合わせて、IPアドレスを変更してください。
IPアドレスは、次項「IPアドレスの設定方法」のいずれかの方法で変更できます。
●IPアドレスの設定方法
ネットワークの設定状態に応じて、以下の方法があります。
なお、使用するコンピュータと同じネットワーク上に本製品が接続されている場合は、IPアドレスとサブネットマスクを設定します。ルータ越しに接続されている場合は、さらにルータ(ゲートウェイ)のアドレスも設定します。
デフォルト状態の本製品を使用する場合:
TCP/IP で通信できる状態の本製品の設定を変更する場合:
設定を変更するときは、パスワードの入力を要求される場合があります。デフォルトのパスワードは"access"です。