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IPアドレスの設定方法

手動でIPアドレスを設定する/BRAdmin Light

BRAdmin Lightは、Windows® 2000/XP、Windows Server® 2003/2008、Windows Vista®、Mac OS X 10.3.9〜10.5.xで使用できるソフトウェアです。

TCP/IPに対応していて、ネットワークと本製品の設定を管理できます。また、本製品のファームウェアのアップデートにも利用できます。

BRAdmin Lightでは、本製品との接続にTCP/IPを使用して、IPアドレスを変更できます。本製品の初期設定のIPアドレスが、使用しているネットワークでのIPアドレス設定規則に適していない場合は、IPアドレスを変更してください。

ただし、DHCP、BOOTP、RARPまたはAPIPA機能を使用している場合は、自動的にIPアドレスが設定されます。お買い上げ時の設定では、APIPAの機能が有効になっています。

詳しくは、⇒「BRAdmin Lightで設定する(Windows®)」 、⇒「BRAdmin Lightで設定する(Macintosh)」 をご覧ください。

DHCPを使用して自動的に設定する

動的ホスト構成プロトコル(DHCP)は、IPアドレス自動割り当て機能の1つです。ネットワーク上にDHCPサーバがある場合は、そのDHCPサーバから本製品に自動的にIPアドレスが割り当てられます。

APIPAを使用して自動的に設定する

DHCPサーバが利用できない場合は、本製品のIPアドレスの自動設定機能(APIPA)によってIPアドレスとサブネットマスクを自動的に割り当てます。本製品のIPアドレスを169.254.1.0〜169.254.254.255の範囲、サブネットマスクは255.255.0.0、ゲートウェイアドレスは 0.0.0.0に自動的に設定します。

お買い上げ時の設定では、APIPAは使用可能に設定されています。

RARPを使用する

UNIXホストコンピュータなどでReverse ARP(RARP)機能を使用し、本製品のIPアドレスを設定できます。

00:80:77:31:01:07 BRNXXXXXXXXXXXX

最初のエントリは、本製品のMACアドレス(イーサネットアドレス)で、2番目のエントリは本製品の名前です。この名前は、/etc/hostsファイル内の名前と同じでなければなりません。

rarpデーモンが実行されていない場合は、実行する必要があります。このコマンドは、使用しているシステムによって、rarpd、rarpd-a、in.rarpd-aなどと、少しずつ異なります。詳細は、man rarpdと入力するか、システムのマニュアルをご覧ください。

本製品の電源をOnにすると、rarpデーモンからIPアドレスが割り当てられます。

BOOTPを使用する

BOOTPを使用してIPアドレスを設定するには、ホストコンピュータにBOOTPがインストールされ、実行されている必要があります。ホスト上の/etc/servicesファイルにBOOTPがリアルサービスとして記述されていなければなりません。man bootpdと入力するか、システムのマニュアルをご覧ください。

通常、BOOTPは/etc/inetd.confファイルを使用して起動されますので、このファイルのbootpエントリの行頭にある#を削除して、この行を有効にしておく必要があります。

一般的な/etc/inetd.confファイル内のbootpエントリを次に示します。

#bootp dgram udp wait /usr/etc/bootpd bootpd -i

システムによって、このエントリにはbootpではなくbootpsが使用されている場合があります。

BOOTPを有効にするには、エディタを使用して行頭の#を削除します。#がない場合は、BOOTPはすでに有効になっています。

次に、設定ファイル(通常は/etc/bootptab)を編集し、ネットワークインターフェースの名前、ネットワークの種類(Ethernetの場合は1)、MACアドレス(イーサネットアドレス)、IPアドレス、サブネットマスク、ゲートウェイを入力します。ただし、この記述フォーマットは標準化されていないため、システムのマニュアルをご覧ください。

一般的な/etc/bootptabエントリの例を、次に示します。

BOOTPホストソフトウェアの中には、ダウンロードするファイル名が設定ファイル内に含まれていないと、BOOTPリクエストに応答しないものがあります。そのような場合には、ホスト上にnullファイルを作成し、このファイルの名前とパスを設定ファイル内で指定します。

RARPでの設定の場合と同じように、ネットワークプリンタの電源をオンにすると、BOOTPサーバからIPアドレスが割り当てられます。

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