TWAINダイアログボックスの設定について
スキャナウィンドウでは、以下の項目が設定できます。
1.解像度
スキャンする解像度を選びます。解像度を高くするとデータの容量が大きくなりますが、より細かくスキャンされるので画像の質は向上します。選べる解像度と指定可能な色数の対応は以下のとおりです。
モデルによって表示される解像度は異なります。
解像度
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白黒
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8ビットカラー
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24ビットカラー
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100×100dpi
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○
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○
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○
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150×150dpi
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○
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○
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○
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200×200dpi
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○
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○
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○
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300×300dpi
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○
|
○
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○
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400×400dpi
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○
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○
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○
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600×600dpi
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○
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○
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○
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1200×1200dpi
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○
|
×
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○
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2400×2400dpi
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○
|
×
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○
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4800×4800dpi
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○
|
×
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○
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9600×9600dpi
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○
|
×
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○
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19200×19200dpi
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○
|
×
|
○
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 24ビットカラーは最適な色で画像を作成できますが、作成した画像ファイルのデータ容量は、8ビットカラーを使用した場合の約3 倍になります。
 必要以上に解像度を高く設定すると、必要なハードディスクの容量もスキャンにかかる時間も増大します。適切な解像度を選んでください。
 高い解像度でのスキャンは一般的に600dpi程度で十分ですが、上限は2400dpiにすることをお勧めします。
 4800dpiよりも高い解像度でスキャンするときは、スキャンする範囲を指定してください。
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2.色数
取り込む色数を設定します。
モード
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設定内容
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白黒
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文字原稿や線画原稿のスキャンに適しています。
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グレイ
[誤差拡散方式]
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写真やグラフィックが含まれる原稿のスキャンに適しています。このモードでは、黒い点を原稿の濃淡に応じ一定の規則で配置することで、原稿の濃淡を擬似的に表現する方式でスキャンします。
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256 階調グレイ
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写真やグラフィックが含まれる原稿のスキャンに適しています。
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8ビットカラー
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256色のカラーで取り込みます。カラーイラストが含まれる原稿のスキャンに適しています。
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24ビットカラー
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1677万色のカラーで取り込みます。カラー原稿のスキャンに適しています。このモードでは、ブラザーカラーマッチング技術を利用するため、最良のスキャン結果を得ることができます。
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 ワープロアプリケーション、グラフィックアプリケーション上で使用される写真や、その他の画像をスキャンする場合は、濃度・モード・画質の設定を調整して、どの設定が最適か判断してください。
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3.原稿サイズ
以下のいずれかのサイズを設定します。
設定
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サイズ |
A3(*1)
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297×420mm |
JIS B4(*1)
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257×364mm |
レジャー(*1)
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279.4×431.8mm |
A4
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210×297mm |
JIS B5
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182×257mm |
レター |
215.9×279.4mm |
リーガル |
215.9×355.6mm |
A5
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148×210mm |
エグゼクティブ
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184.1×266.7mm |
名刺
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90×60mm |
ポストカード
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101.6×152.4mm |
インデックスカード
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127×203.2mm |
L判
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89×127mm |
2L判
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127×178mm |
ハガキ
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100×148mm |
往復ハガキ
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148×200mm |
カスタム(*2)
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*1
MFC-6490CNのみ
*2 「カスタム」を選んだ場合は、「幅」と「高さ」を入力します。
MFC-5890CNをお使いの場合、8.9×8.9mm から215×355.6mmまで 調整できます。
MFC-6490CNをお使いの場合、8.9×8.9mmから 297×431.8mmまで調整できます。
 カスタムサイズを選んだあとでも、スキャンの範囲をさらに調整できます。マウスの左ボタンで、スキャン範囲の点線をドラッグします。
 名刺をスキャンするときは、名刺サイズ(90×60mm)の設定を選び、原稿台ガラスに名刺をセットしてください。
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4.イメージ調整
(A)カスタム
明るさ、コントラストを調整します。
(B)ColorSync
・
マッチングスタイル
ColorSyncを使って色補正を行う場合の基準を設定します。
設定
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内容
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知覚的(画像)
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写真のようなイメージのとき選びます。
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彩度(グラフィックス)
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はっきりしたイメージで彩度を要求されるとき選びます。
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相対的な色域を維持
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色と色の関係(対比)が重要なとき選びます。
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絶対的な色域を維持
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シンボルカラーのような色そのものが持つイメージが重要なとき選びます。
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・
スキャナ用プロファイル
「Brother sRGB Scanner」を選びます。