無線Link

無線Link 機能に対応しているミシンに、パソコンから刺しゅうデータを転送して刺しゅうすることができます。ミシンとパソコンが、USBケーブルで接続できない場所にあるときに便利です。

  • 無線 Link機能対応のミシンでのみ使用できる機能です。その他のミシンでは使用できません。詳しくは、お使いのミシンの取扱説明書を参照してください。
  • 無線 Link機能は、以下の刺しゅうデザインでは使用できません。
    • ミシンで縫製できる領域を超えるサイズのデータ
    • カスタムサイズのデザインページまたはジャンボ枠の刺しゅうデータ
    • データを転送するミシンの最大縫製エリアに入らないサイズの枠を、[デザイン設定]ダイアログボックスの[枠サイズ]で選択しているとき
  • 最大で10 台までミシンとパソコンを接続して無線 Link機能を使用できます。
  1. [レイアウトセンター]で転送する刺しゅうファイルを開きます。
  2. ミシンを無線に接続し、無線LAN接続のLinkモードに設定します。

    ミシンの設定方法について詳しくは、お使いのミシンの取扱説明書を参照してください。

  3. [ オプション] の順にクリックします。
    • [ネットワーク設定]ダイアログボックスを表示して、ネットワーク上のミシンを登録します。

      詳細については、無線LAN経由で転送するを参照してください。

  4. [ホーム]タブをクリックします。
  5. [出力]グループで[データ 出力]をクリックした後、[無線 Link]をクリックします。
    1. 転送済みデータ表示
      転送済データが表示されます。ミシンの状態表示が[接続状態を確認]となっているときは、エラー情報が表示されます。
    2. キュー表示
      転送待ちのデータが表示されています。

      ミシン側でデータロードが可能な状態になると、転送が開始されます。転送中は、ミシンの画面にメッセージが表示され、キュー表示のデータアイコンが転送済みデータ表示に移動します。

      [レイアウトセンター]から転送したデータが、転送済みデータ表示①に表示されない場合は、ミシンの操作パネルを確認してください。

      複数のデザインを[無線 Link]ダイアログボックスに送信するには、各デザインについて手順45を繰り返します。[レイアウトセンター]で刺しゅうデータを表示していても、[無線 Link]ウィンドウは表示されたまま、転送/縫製状況を確認できます。

  6. 転送が完了したら、ミシンのスタート/ストップボタンを押して、縫製を開始します。

    ミシンでは、転送された刺しゅうデータの編集はできません。届いたデータを縫製するのみです。ただし、縫製設定は指定できます。

縫製が開始されると、[無線 Link]ウィンドウは次のように表示されます。

  1. 転送済みデータ表示
  2. キュー表示
  3. ミシンの状態を確認できます。
  4. ミシンの状態表示

ミシンの状態表示の内容は次のとおりです。

表示

内容

縫製できます

ミシンのスタート/ストップボタンを押すと、縫製をスタートできます。

ミシン待機中

転送待ちデータがない(キュー表示2に何も表示されていない)場合は、パソコンから出力先に[無線 Link]を選択し、データを送ってください。
転送待ちデータがあっても(キュー表示2にデータが表示されていても)、転送されずこの状態が続く場合は、ミシンの操作パネルを使って次に進めてください。

縫製中

縫製中です。

一時停止中

一時停止中です。

糸替え

ミシンにセットしている糸コマを交換してください。

糸コマを確認

ミシンの下糸または上糸を確認してください。

枠を交換

別の刺しゅう枠をセットしてください。

ミシンを確認

エラーが発生しました。ミシンを確認してください。

接続状態を確認

1の"転送済みデータ表示"が表示される場所に、エラー情報が表示されます。

ミシンが無線Linkモードになっていない場合は、無線Linkモードでミシンを起動してください。

ネットワークエラーが起きている場合は、パソコンとミシンのネットワークの接続状態を確認してください。

接続中...

同じネットワークにあるミシンを探索中です。

複数の刺しゅうデータを転送するときは

レイアウトセンターで複数の刺しゅうデータの転送を行うと、[無線 Link]ウィンドウは次のように表示されます。

このウィンドウでは、次の操作が行えます。

  1. 選択した刺しゅうデータの縫製順を先頭に移動します。
  2. 選択した刺しゅうデータの縫製順を1つ前に移動します。
  3. 選択した刺しゅうデータの縫製順を1つ後ろに移動します。
  4. 選択した刺しゅうデータの縫製順を最後に移動します。
  5. 糸こま交換が少なくなるように、縫製順を最適化します。
  6. 選択した刺しゅうデータをキュー表示から削除します。
  7. 通信が切れているミシンと再接続します。ネットワークエラーが発生している時のみ有効になります。

    ミシンに「ミシンが動きます。ミシンに手などを近づけないでください。」と表示され[OK]を押すまで、先頭の刺しゅうデータはミシンへ転送されません。[OK]を押す前は、先頭の刺しゅうデータも縫製順の変更ができます。

複数のミシンと接続している場合

操作は、1台のミシンへ転送するときと基本的に同じですが、転送先を指定するための[ディストリビューター]ダイアログボックスとそれぞれのミシンの[無線 Link]ウィンドウが表示されます。[ディストリビューター]ダイアログボックスで刺しゅうデータを選択し、 どの刺しゅうデータをどのミシンで縫製するかの指定をします。

[ディストリビューター]ダイアログボックス

  1. すべての刺しゅうデータを選択します。
  2. 刺しゅうデータの選択を解除します。
  3. 選択した刺しゅうデータをキュー表示から削除します。(ゴミ箱に移動しないで削除されます。)
  • レイアウトセンターから、複数のデータを転送する場合は、手順 5をデータごとに繰り返し行ってください。

    無線Link

  • デザインデータベースを使うと、複数の刺しゅうデータを一度にミシンに割り当てることができます。

    Link機能を使って刺しゅうする

  1. [ミシン名設定]セレクター1でミシンを選択し、刺しゅうデータを選択して、[送る]2をクリックします。
    1. ミシン名
    2. [無線 Link]ダイアログボックスに選択した刺しゅうデータを送ります。
    3. [ディストリビューター]ダイアログボックスは、[無線 Link]ダイアログボックスの[オプション]メニューで[ディストリビューター]をクリックしても表示できます。
      • [無線 Link]が使用可能なミシンの場合、ミシン名はミシンで登録されている[ミシン名]が表示されます。
        詳しくはお使いのミシンの取扱説明書を参照してください。

      [無線 Link]ウィンドウにデータアイコンが移動します。

  2. 1を繰り返して、各刺しゅうデータを[無線 Link]ウィンドウの各ミシンに割り当てます。
    • [無線Link]を終了する場合は、[無線Link]ダイアログボックス右上のを押してください。
    • 刺しゅう中にミシンの電源が切れた場合、ネットワークエラーになります。ミシンの電源を入れ直し、を押すと、再接続できます。

    ※ミシンの起動が完了するまでは、を押しても、再接続できないことがあります。

接続台数を変更する

[無線Link]ダイアログボックスの[オプション]を押して、[ネットワーク設定]ダイアログボックスを表示することができます。登録済みミシンのリストが表示されたら、接続したいミシンのチェックボックスをチェックして、[OK]を押します。

ミシンが[無線Link]ダイアログボックスに表示されます。

  • [無線Link][USB Link]を切り替えたい場合は、ダイアログボックスを閉じてから、[出力] グループの[データ出力]をクリックして、[無線Link]または[USB Link]をクリックしてください。
    ミシンに適したリンク機能(無線LANまたはUSBケーブル)を設定してください。