下糸を巻く

下糸用の糸をボビンに巻きます。ブラザー純正の刺しゅう用下糸(90番)を使用してください。

プレワウンドボビン(下糸巻き済のボビン)を使用する場合は下糸を巻く必要はありません。次の項目ボビンをかまにセットするに進んでください。

  1. ボビンのミゾと下糸巻き軸のバネの位置を合わせて、ボビンをセットします。カチッと音がするまでボビンを奥側に押します。

    1. ミゾ
    2. 下糸巻き軸のバネ

      ボビンをかまにセットするときは、下糸巻きのときと同じ向きにセットします。付属のボビンの片面に刻印されている「b」マークを目印にしてください。

  2. 糸たて棒を起こし、糸こまを糸たて棒に差し込みます。

    糸の向きがイラストと同じになるように差し込んでください。

  3. 糸こま押えを糸たて棒に差し込みます。

    糸こま押えの丸みをおびている面を外側にして、奥までしっかりと差し込みます。

    重要
    • 糸こまや糸こま押えが正しくセットされていないと、糸たて棒に糸がからまり、故障の原因となります。
    • 糸こま押え(大)(中)(小)は、糸こまの大きさに合わせて使用してください。糸こまより小さい糸こま押えを使用すると、糸が糸こまの切り欠きなどに引っかかり、故障の原因となります。使用する糸こまによっては、糸こま押え(特殊)を使用します。

    下図のような糸こまを使用するときは、糸こま押え(特殊)を使用してください。

    糸こま押え(特殊)がしっかり取り付けられていることを確認してください。取り付けた後、糸を引っ張ってひっかかりなく糸が繰り出すことを確認してください。

    1. 糸こま押え(特殊)
    2. 穴の直径が8mmから10.5mm
    3. 糸こま(チーズ巻き)
  4. 糸を糸案内と突起部にかけます。

    1. 糸案内
    2. 突起部
  5. 糸案内皿に、時計と反対回りに糸をかけて、皿の下に通します。

    1. 糸案内皿
    2. しっかり奥まで入れるように引っ張ります。
  6. 糸を時計回りに5~6回、ボビンに巻き付けます。ボビン受け座のガイドミゾ(カッター付き)に糸をひっかけて余分な糸端を切ります。

    1. 下糸巻き案内
    2. 糸をピンと張る
    3. ガイドミゾ(カッター付き)

      糸は必ず時計回りに巻き付けてください。逆方向に巻くと、下糸巻き軸に糸が巻き付くことがあります。

      注意

      糸は、必ずガイドミゾのカッターで切ってください。正しく糸を切らずに下糸を巻くと、糸量が少なくなったときにボビンに糸がからまり、針が折れ、けがをするおそれがあります。

  7. スタート/ストップスイッチを押して、下糸巻きを始めます。

  8. ボビンの回転がゆっくりになったら、スタート/ストップスイッチを押して下糸巻きを停止します。

    重要

    ボビンの回転がゆっくりになったら、必ず下糸巻きを停止してください。無理に続けると故障の原因となります。

  9. 糸を切り、下糸巻き軸をカチッと音がするまで手前に戻し、ボビンを取り外します。

  10. 糸こまを糸たて棒から取り外します。