刺しゅうする際の布地と接着芯の使い方について

    公開 2019/08/25   |    更新 2023/11/17
対象機種
家庭用ミシン

 

  • 刺しゅうのトラブルで最も多いものは、縫いズレです。
    縫いズレの原因の多くは 刺しゅう枠に布が強く張られていないために布縮みが起こり縫いズレとなります。
    布地を刺 しゅう枠にセットする時は布地を軽くたたいて、太鼓のような音がするくらいに布を張ってください。

    刺しゅう枠に布地を張る

     

  • 薄地、布縮みしやすい布地、伸縮性の布地などの強く張れない布地には接着芯などを活用してください。
    接着芯は刺 しゅう枠よりも大きく必要です。小さすぎると効果が出ません。
    接着芯には裏と表があり、反対の場合は貼り付け出来ません。
    接着芯の貼り付けはアイロンを使い布地に確実に貼り付けてください。

    接着芯と布地

     

  • 刺しゅう時は、ブラザー専用刺繍糸及び家庭用ミシン針(HA×1)11番を使用してください。

     

刺しゅう時の布地と接着芯の使い方の目安

布地 接着芯の使い方 参考
種類 材質 表面 裏面
普通地
シャツやエプロンなど
綿 不要 アイロン接着  
厚地
ジーンズやジャンバーなど
デニム
キルティング
不要 アイロン接着 キルティングは
上に置いたほうが安全
薄地
カーテンや裏地など
ジョーゼット
オーガンディ
置く アイロン接着 アイロンの温度は「低」
伸縮地
トレーナやベストなど
ニット
ジャージ
置く アイロン接着  
タオル地
タオルやサマーニットなど
タオル
(パイル)
置く 刺しゅう枠の下に置く
(差し挟む)
アイロン接着すると
タオル表面のループが
伸びること があります。
斡施品の巾着袋 綿 不要 アイロン接着  


上記はあくまでも目安です。
実際の生地を確かめ上記で「不要」としてあっても、接着芯を上に置くなど、工夫してみてください。



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