MFC-J827DN / MFC-J827DWN
よくあるご質問(Q&A) |
スキャンキーツールの使い方(Linux)
ツールの起動には、手動で起動する方法と、自動で起動する方法があります。
ターミナルを開き、「brscan-skey」と入力し、Enterキーを押します。
上記コマンドは即時終了しますが、バックグラウンドにてプログラムは走り続けます。
OSの起動時に自動実行されるプログラムにbrscan-skeyコマンドを追加してください。
***追加方法はディストリビューションごとに異なります。詳しくはご利用ディストリビューションのマニュアルをご参照ください。
Ubuntu8.04.2での自動起動設定例
openSUSE11.1(KDE)での自動起動設定例
スキャンファイル機能では、スキャンされたファイルは、各ユーザーのhomeディレクトリー下のbrscanディレクトリー(~/brscan)に格納されます。
パソコン名を変更する際には、下記コマンドをご使用ください。
/brscan-skey -u xxxxxx
「xxxxxx」の部分がユーザー名です。ユーザー名は15文字以内の半角英数字としてください。
初期設定ではパスワードは設定されていません。パスワードを設定するには、下記コマンドをご使用ください。
/brscan-skey -p xxxx
「xxxx」は4桁の数字である必要があります。また、このパスワードは次回brscan-skey起動時より有効になります。brscan-skeyをすでに起動している場合は、brscan-skeyを再起動してください。
下記コマンドで終了します。
/brscan-skey -t
接続中のブラザー複合機を検索するには、下記コマンドを実行してください。
/brscan-skey -l
実行すると、登録されているネットワークMFCの一覧を表示します。
(Friendly name ; saneデバイス名 ;USB ; ステータス)
*Friendly nameは、機種名です。USB接続されている製品のうちの1機種の機種名を表示します。
例)
MFC-7820N ; brother2:bus4;dev1 :USB Active
(Friendly name ; saneデバイス名 ;IPアドレスまたはノード名 ; ステータス)
例)
MFC-7820N-1 ; brother2:net1;dev1 : 10.136.100.1 Active
MFC-8860n ; brother2:net1;dev2 : BRN_487DBD Not responded
Active: このブラザー複合機は使用可能です。
Not responded: このブラザー複合機は使用できません。(電源OFFなど)
Not registered: このブラザー複合機はスキャンキーの未サポートです。
もしネットワーク接続中の製品がリストされない場合は、brsaneconfig/brsaneconfig2コマンドを使ったブラザー製品の登録がされていないことが考えられます。一度ご確認ください。
通常、brscan-skeyは、お使いのパソコンに接続しているすべてのブラザー製品を登録します。もし、特定のブラザー複合機だけを登録したい場合は、下記のコマンドを実行してください。
/brscan-skey -a ¥¥USB
*2台のUSB機器が接続された場合は、個別選択できません。
/brscan-skey -a XXXX
「xxxxxx」の部分は、登録したいブラザー複合機のFriendly nameです。Friendly nameが分からない場合は、下記コマンドを実行して確認してください。
/brscan-skey -l
特定のブラザー複合機の登録を外したい場合は、下記のコマンドを実行してください。
/brscan-skey -d ¥¥USB
*2台のUSB機器が接続された場合は、個別選択できません。
/brscan-skey -d XXXX
「xxxxxx」の部分は、登録したいブラザー複合機のFriendly nameです。Friendly nameが分からない場合は、下記コマンドを実行して確認してください。
/brscan-skey -l
スキャン Eメール機能を利用するには、sendmailあるいはpostfixが使用可能であることが必要です。お使いのパソコンに"/usr/sbin/sendmail"ファイルがあることを確認してください。
スキャン Eメール機能は、下記の場所にある"brscan_mail.config"ファイルを指定します。
/opt/brother/scanner/brscan-skey/
または、下記ディレクトリーに各ユーザーごとの個別設定を置くことも可能です。
~/brscan/
送信先指定は、"-m"オプションにより指定することも可能です。
brscan-skey -m xxxxxxx@yyy.zz
これらの優先順位は、下記の通りです。
"-m" option > ~/brscan/brscan_mail.config > /opt/brother/scanner/brscan-skey/brscan_mail.config
下記はデフォルト状態を示します。 ファイルを編集することにより処理を変更することができます。
FROM=
TO=
MESSAGE= /opt/brother/scanner/brscan-skey/brscan_mailmessage.txt
SUBJECT= Scan to E-MAIL
FROM: リターンアドレスを指定します。
TO: 送信先アドレスを指定します。
MESSAGE: 本文メッセージ(テキストファイル)を指定します。これはフルパス指定する必要があります。~/は指定できません。
SUBJECT: 表題を指定します。
この他に、下記を指定できます。
CC: ccを指定します。
BCC: bccを指定します。
スキャンキーツールを操作した際の処理は、下記に記述されています。
/opt/brother/scanner/brscan-skey/brscan-skey-net-0.2.0-1.cfg
下記はデフォルト状態を示します。ファイルを編集することにより処理を変更することができます。
password=
IMAGE="sh /opt/brother/scanner/brscan-skey/script/scantoimage-0.2.0-1.sh"
OCR=
EMAIL=
FILE="sh /opt/brother/scanner/brscan-skey/script/scantofile-0.2.0-1.sh"
IMAGE: スキャンイメージ機能
OCR: スキャン OCR機能
EMAIL: スキャン Eメール機能
FILE: スキャンファイル機能
※ 詳細は、scantoimage-0.2.0.1.shファイルなどを参考にしてください。