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MFC-J737DN / MFC-J737DWN

よくあるご質問(Q&A)

よくあるご質問(Q&A)

スキャンキーツールの使い方(Linux)

起動方法と使用方法

ツールの起動方法

 

ツールの起動には、手動で起動する方法と、自動で起動する方法があります。

 

 

手動で起動する方法

 

ターミナルを開き、「brscan-skey」と入力し、Enterキーを押します。

上記コマンドは即時終了しますが、バックグラウンドにてプログラムは走り続けます。

 

 

自動で起動する方法

 

OSの起動時に自動実行されるプログラムにbrscan-skeyコマンドを追加してください。
***追加方法はディストリビューションごとに異なります。詳しくはご利用ディストリビューションのマニュアルをご参照ください。

 

Ubuntu8.04.2での自動起動設定例

 

  1. メニューより、System → Preference → Sessionsを開きます。
     
  2. 「Startup Programs」タブにて、[追加]をクリックします。
     
  3. 「名前」および「コマンド」の項目に「brscan-skey」を入力し、[OK]をクリックします。
    上記設定にてOS起動時にスキャンキーツールが自動起動されるようになります。

 

openSUSE11.1(KDE)での自動起動設定例

 

  1. アプリケーションランチャー → アプリケーションタブより、「システム設定」を起動します。
     
  2. 「システム設定」の「詳細」タブより、「自動起動」を起動します。
     
  3. 「プログラムを追加」をクリックします。
     
  4. 入力ボックスに「brscan-skey」と記載し、[OK]をクリックします。
    上記設定にてOS起動時にスキャンキーツールが自動起動されるようになります。

 

 

スキャンデータの格納場所について

 

スキャンファイル機能では、スキャンされたファイルは、各ユーザーのhomeディレクトリー下のbrscanディレクトリー(~/brscan)に格納されます。

 

 

 

パソコン名の変更方法

 

パソコン名を変更する際には、下記コマンドをご使用ください。

/brscan-skey -u xxxxxx

「xxxxxx」の部分がユーザー名です。ユーザー名は15文字以内の半角英数字としてください。

 

 

 

パスワードの変更方法

 

初期設定ではパスワードは設定されていません。パスワードを設定するには、下記コマンドをご使用ください。

/brscan-skey -p xxxx
「xxxx」は4桁の数字である必要があります。また、このパスワードは次回brscan-skey起動時より有効になります。brscan-skeyをすでに起動している場合は、brscan-skeyを再起動してください。

 

 

 

終了方法

 

下記コマンドで終了します。

/brscan-skey -t

 

 

 

その他のコマンド

接続中の利用可能なブラザー複合機を検索するには

 

接続中のブラザー複合機を検索するには、下記コマンドを実行してください。
/brscan-skey -l  
実行すると、登録されているネットワークMFCの一覧を表示します。

 

 

USBユーザーの方へ:

 

(Friendly name ; saneデバイス名 ;USB ; ステータス)

*Friendly nameは、機種名です。USB接続されている製品のうちの1機種の機種名を表示します。

例)

MFC-7820N ; brother2:bus4;dev1 :USB Active

 

 

ネットワークユーザーの方へ:

 

(Friendly name ; saneデバイス名 ;IPアドレスまたはノード名 ; ステータス)

例)

MFC-7820N-1 ; brother2:net1;dev1 : 10.136.100.1 Active

MFC-8860n ; brother2:net1;dev2 : BRN_487DBD Not responded

 

Active: このブラザー複合機は使用可能です。

Not responded: このブラザー複合機は使用できません。(電源OFFなど)

Not registered: このブラザー複合機はスキャンキーの未サポートです。

 

もしネットワーク接続中の製品がリストされない場合は、brsaneconfig/brsaneconfig2コマンドを使ったブラザー製品の登録がされていないことが考えられます。一度ご確認ください。

 

 

 

特定のブラザー複合機をパソコンに登録する方法

 

通常、brscan-skeyは、お使いのパソコンに接続しているすべてのブラザー製品を登録します。もし、特定のブラザー複合機だけを登録したい場合は、下記のコマンドを実行してください。

 

 

USBユーザーの方へ:

 

/brscan-skey -a ¥¥USB

*2台のUSB機器が接続された場合は、個別選択できません。

 

 

ネットワークユーザーの方へ:

 

/brscan-skey -a XXXX

「xxxxxx」の部分は、登録したいブラザー複合機のFriendly nameです。Friendly nameが分からない場合は、下記コマンドを実行して確認してください。

/brscan-skey -l

 

 

 

特定のブラザー複合機をパソコンの登録から外す方法

 

特定のブラザー複合機の登録を外したい場合は、下記のコマンドを実行してください。

 

 

USBユーザーの方へ:

 

 /brscan-skey -d ¥¥USB

*2台のUSB機器が接続された場合は、個別選択できません。

 

 

ネットワークユーザーの方へ:

 
/brscan-skey -d XXXX

「xxxxxx」の部分は、登録したいブラザー複合機のFriendly nameです。Friendly nameが分からない場合は、下記コマンドを実行して確認してください。

/brscan-skey -l

 

 

 

「スキャン Eメール」機能について

スキャン Eメール機能を利用するには、sendmailあるいはpostfixが使用可能であることが必要です。お使いのパソコンに"/usr/sbin/sendmail"ファイルがあることを確認してください。

 

 

スキャン Eメール機能は、下記の場所にある"brscan_mail.config"ファイルを指定します。

/opt/brother/scanner/brscan-skey/

または、下記ディレクトリーに各ユーザーごとの個別設定を置くことも可能です。

~/brscan/

送信先指定は、"-m"オプションにより指定することも可能です。

brscan-skey -m xxxxxxx@yyy.zz

これらの優先順位は、下記の通りです。
"-m" option > ~/brscan/brscan_mail.config > /opt/brother/scanner/brscan-skey/brscan_mail.config

 

 

下記はデフォルト状態を示します。 ファイルを編集することにより処理を変更することができます。

FROM=
TO=
MESSAGE= /opt/brother/scanner/brscan-skey/brscan_mailmessage.txt
SUBJECT= Scan to E-MAIL

 

FROM: リターンアドレスを指定します。
TO: 送信先アドレスを指定します。

MESSAGE: 本文メッセージ(テキストファイル)を指定します。これはフルパス指定する必要があります。~/は指定できません。

SUBJECT: 表題を指定します。

 

この他に、下記を指定できます。

CC: ccを指定します。

BCC: bccを指定します。

 

 

 

開発者向け情報

スキャンキーツールを操作した際の処理は、下記に記述されています。

/opt/brother/scanner/brscan-skey/brscan-skey-net-0.2.0-1.cfg

 

下記はデフォルト状態を示します。ファイルを編集することにより処理を変更することができます。

password=
 IMAGE="sh /opt/brother/scanner/brscan-skey/script/scantoimage-0.2.0-1.sh"
 OCR=
 EMAIL=
 FILE="sh /opt/brother/scanner/brscan-skey/script/scantofile-0.2.0-1.sh"

 

IMAGE: スキャンイメージ機能
OCR: スキャン OCR機能
EMAIL: スキャン Eメール機能
FILE: スキャンファイル機能

 

※ 詳細は、scantoimage-0.2.0.1.shファイルなどを参考にしてください。

 

 

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