家庭用ミシン、スクールミシン
「ボタンの直径+厚み」が『約28mm』以下のボタンホールが作れます。
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ボタン穴かがりは、次の順で押えの手前から後ろに向かってぬわれます。
∗ 搭載されている模様は、モデルによって異なります。お使いのミシン本体の模様表、または取扱説明書に記載されている「ぬい方早見表」をご確認の上、該当する模様番号を選択してください。 -
ボタン穴かがりで使用するボタン穴かがり押え<A>の各部の名称は次のとおりです。
【使い方説明動画】ボタンホールを作る(ボタン穴かがり)
- この動画はYouTubeを利用しています。
- 動画で使用されている製品は、ご使用の製品と異なる場合がありますが、使用方法は同じです。
- 動画は予告なく変更される場合があります。
ボタンホールを作る(ボタン穴かがり)
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ボタン穴かがりをする前に、仕上がりを確認するために、実際に使用する布のはぎれを使用して試しぬいをしてください。
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布地の穴かがりをする位置に、チャコペンなどでボタン穴の長さのしるしをつけます。
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電源を切ります。
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押えの取り外し・押えの取り付けは、必ず電源スイッチを切ってから行ってください。万一、スタート/ストップスイッチまたは、他のスイッチが押されると、ミシンが作動してケガの原因となります。
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押えを取り外します。
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押えレバーを上げ、押えホルダーの黒いボタンを押し、押えを取り外します。
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ボタン穴かがり押え<A>の台皿を引き出し、ボタン穴に通すボタンをのせてはさみます。
- 押えスケールの目盛りを使用して、穴かがりの大きさを設定します。
- 押えスケールは1目盛り5mmです。押えスケールの目盛りを『ボタンの直径+厚み』になるように台皿を動かします。
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例:「直径15mm」「厚み10mm」のボタンの場合、「25mm」の目盛りに合うように、台皿を動かします。
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押えを取り付ける前に、上糸を押えの穴から下に通します。
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ボタン穴かがり押え<A>を取り付けます。
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電源を入れます。
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模様を選択します。
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搭載されている模様は、モデルによって異なります。お使いのミシン本体の模様表、または取扱説明書に記載されている「ぬい方早見表」をご確認の上、該当する模様番号を選択してください。
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ボタン穴かがり『押えの赤いしるし』両側と『布地のしるし』手前側を合わせ、押えレバーを下げます。
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押えを下げるときに、押えの手前部分を押さないでください。ボタン穴が正確な大きさにぬえません。
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ミシン本体のボタン穴かがりレバーを一番下まで引き下げます。
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『ボタン穴かがりレバー』が、押えの『突起部の後ろ側』になるようにします。
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左手で上糸を軽く持ち、ミシンをスタートさせます。
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ぬい終わると、自動的に止めぬいをしてストップします。
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[針上下スイッチ]を押して針を上げ、押えを上げて布地を取り出し、糸を切ります。
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[糸きりスイッチ]搭載のミシンでは、[糸きりスイッチ]を1回押して糸を切り、押えを上げて布地を取り出します。
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ボタン穴かがりレバーを上げて、元に戻します。
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ぬった部分を切らないように、『かんぬき止め』の片方の内側に『まち針』を刺し、『リッパー』をまち針の方へ向けて、ボタン穴を切り開きます。
- リッパーで穴をあける方向に、手や指を置かないでください。すべったときにけがをするおそれがあります。
- リッパーは、本来の使用目的以外での使用はしないでください。
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はとめ穴の場合は、ボタン穴の丸い側に『はとめ穴パンチ』で穴をあけてから、リッパーで切り開きます。はとめ穴パンチを使用するときは、布地に穴をあける前に布地の下に厚紙や保護シートを敷いてください。
伸びる布地をぬうとき
伸びる布地にボタン穴かがりをするときは、『芯ひも』を入れてぬいます。
- 下記の模様が搭載されているモデルでのみご使用いただけます。
- 搭載されている模様は、モデルによって異なります。お使いのミシン本体の模様表、または取扱説明書に記載されている「ぬい方早見表」をご確認の上、該当する模様番号を選択してください。
模様 | 名前 | 押え | 主な用途 |
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ボタン穴かがり | A | 伸びる布地や編み地のボタン穴かがりに使用します。芯ひもを入れてぬいます。 | |
ボタン穴かがり | A | 伸びる布地のボタン穴かがりに使用します。芯ひもを入れてぬいます。 |
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ボタン穴かがり押え<A>の図の部分に芯ひもをかけます。
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芯ひもの端を反対側のミゾにはさんで軽く結びます。
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ボタン穴かがり押え<A>を取り付けます。
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模様を選択します。
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芯ひもの太さより大きめに振り幅を設定します。
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押えレバーを下げ、ボタン穴かがりレバーを下げて、ミシンをスタートさせます。
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ぬい終わったら、芯ひもを引いてたるみをなくします。
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手ぬい針を使用して布地の裏側に芯ひもを引き出して結びます。
たてのボタン穴かがり
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シャツなどの細い前立てや小さなボタンをたくさん並べてつける場合によく使われます。
∗ しるしはボタン付けの位置より0.3cm上側に付けてください。
(0.3cmは目安です。しるしを付ける位置はかん止めやボタンの厚み、使用する糸の太さで異なります。)
横のボタン穴かがり
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丈夫なので、ほとんどの服に使われます。
∗ しるしはボタン付けの位置より0.3cm上側に付けてください。
(0.3cmは目安です。しるしを付ける位置はかん止めやボタンの厚み、使用する糸の太さで異なります。)
ぬい順と模様番号
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ボタン穴かがりは、以下の順に模様番号を選択してぬいます。
ぬう順番 | 1 | 2 | 3 | 4 |
---|---|---|---|---|
模様番号 | ||||
ぬい目 |
【使い方説明動画】ボタンホールを作る(ボタン穴かがり)
- この動画はYouTubeを利用しています。
- 動画で使用されている製品は、ご使用の製品と異なる場合がありますが、使用方法は同じです。
- 動画は予告なく変更される場合があります。
ボタンホールを作る(ボタン穴かがり)
-
ボタン穴かがりをする前に、仕上がりを確認するために、実際に使用する布のはぎれを使用して試しぬいをしてください。
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ボタン穴かがリをしたい位置にしるしを付けます。
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模様選択ダイヤルで模様番号< ac >を選びます。
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電源を切ります。
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押えの取り外し・押えの取り付けは、必ず電源スイッチを切ってから行ってください。万一、スタート/ストップスイッチまたは、他のスイッチが押されると、ミシンが作動してケガの原因となります。
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ボタン穴かがり押え<A>に付け替え、上糸を押えの穴から押えの下に通します。
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布地を入れて、押えを後ろいっぱいに押し、布地のしるしに押えのしるしを合わせて、押えレバーを下げます。
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電源を入れます。
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ミシンをスタートさせ、かん止め(a)を5~6針ぬいます。
- この時、上糸の端がぬい目に巻き込まれないように、上糸を軽く持ちながら、ぬってください。
- 布地に手を軽く添えてください。
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次に左側(b)をぬいます。模様選択ダイヤルで模様番号< b >を選び、しるしまでぬいます。
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模様選択ダイヤルは、必ず針が布地から上がっていることを確認してから回してください。針が布地にささったまま、およびミシンが動いているときに回すと、針が折れたり、曲がったりするおそれがあります。
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次にかん止め(c)を5~6針ぬいます。模様選択ダイヤルで、もう一度模様番号< ac >を選んでぬいます。
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最後に右側(d)をぬいます。模様選択ダイヤルで模様番号< d >を選び、しるしまでぬいます。
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針がかん止めの左側に停止した場合は、手でプーリーを手前に回して、一度針を右側に落としてから、再度針を上に上げてください。
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押えレバーを上げて布を引き出します。ぬい終わりの糸を10cmほど残して切ります。
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ぬい終わりのぬい目のほつれを防ぐため、布を裏返して上糸の端を布地の裏に引き出し、下糸と結んでおきます。
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ぬい始めの糸を切ります。
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ぬった部分を切らないように、『かんぬき止め』の片方の内側に『まち針』を刺し、『リッパー』をまち針の方へ向けて、ボタン穴を切り開きます。
- リッパーで穴をあける方向に、手や指を置かないでください。すべったときにけがをするおそれがあります。
- リッパーは、本来の使用目的以外での使用はしないでください。
伸びる布地をぬうとき
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のびる布地にボタン穴かがリをするときは、ボタン穴かがりに芯ひもを入れてください。芯ひもはゆるまない程度に、手前をかるく結んでください。
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ぬい方は芯ひもなしの場合と同じです。
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ぬい終わったら…
(1)芯ひもの結びをほどいて、布を取り出します。
(2)芯ひもを引いて、たるみをなくします。
(3)手ぬい針を使用して、布地の裏側に芯ひもを引き出して結びます。
左右のぬい目長さが異なる場合
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ボタン穴かがリの左右のぬい目長さは出荷時に調整してありますが、使用される布と糸の組み合わせにより左右のぬい目長さが異なる場合があります。その時は『ボタン穴かがり微調節ネジ』を回して調節してください。
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ボタン穴かがり微調節ネジは、ぬい目右側のみ調整できます。左側のぬい目と比べて調節してください。
ぬい目長さが「あらい」場合 | ぬい目長さが「こまかい」場合 | |
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